非核三原則を放棄せよ
(平成19年)

高村 一之

米の北朝鮮に対するミサイル防衛体制整備は同国の軍産複合体を潤す口実だ。ロケット本体ならばともかく小さな飛翔体である弾頭の迎撃は困難だ。その弾頭とそれを迎撃するミサイルとの相対的速度は秒速数キロに達する。それは互いが衝突(近接信管も作動しますが)をなすその一秒前には、互いの数キロ先の三次元上における未来位置を予測し、そこに向かうことを意味する。果たして可能であろうか?
それに代わる真の手段とは、馬鹿げた非核三原則放棄宣言をなし国防に手段を選ばないその意志を示すことこそが最良の国防なり。

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