愛国心なき政治家たちによる
憂うべき新たな亡国政治の始まり

(平成21年)

中山 清尚

さきの総選挙で惨敗した自民党。その自民党でさえも売国奴の巣窟と言えるほどだったが、今回はさらに憂うべき結果となった。
大勝した民主党は前回、従米傀儡的小泉政権に大敗した。その結果は既知の如く貧富格差の拡大であり、中小企業の疲弊であり、わが国の国際的地位の凋落であった。安倍、福田、麻生と無責任に引き継がれた国勢は、愚民をして何でもよいから変わればいいというやけくそな選択をさせてしまった。案じた通り、この政権交代は日本の存在をさらに危うくする恐れを深くした。それは日本国の尊厳の危機ともいえる。その理由は政権党の党首みずから国体を蔑んでいるからだ。
総選挙を控えた64回目の終戦記念日を前にして、すでに勝利を確信していた民主党の代表鳩山由紀夫は公言した。
「終戦記念日の靖国参拝はしない。他の議員も同じ」と。
この言は総理になる前から支那、朝鮮にひれ伏す態度に他ならない。党内にはもともと極左分子がうようよいるが、そこに社民党が加われば行く先は自ずと知れよう。
愚民は目先の餌に何の疑いも懐かず食いつく。
「子供手当」「高速無料化」「中小企業の税率引き下げ」その他あやふやな財源をまことしやかに歌い上げた、いいことだらけのショーケース。だが騙されてはならない。
例えば、今は息をひそめている日教組が旧に復する好機でもあるからだ。
わが国ほど「国旗・国家」を軽視する国民が多い国は世界中どこにもない。その国民の破廉恥度が今後さらに増すことを考えざるを得ない。
愛国心世界一の国民をここまで狂わせたアメリカ・左翼の謀略は見事である。
目覚めよ日本人!

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