支那とロシアの戰爭責任
(平成21年)

獨協大学名誉教授

中村 粲

戰爭の責任は第一原因をつくった者にある。
大東亜戰爭の第一原因は遠く三国干渉に遡るが、その因責が支那とロシアにあることを疑ふ者は居ないだらう。今日、北方領土をめぐるロシアの貪欲とエゴイズム、東支那海のみならず太平洋にまで触手を伸ばしつつある共産支那の軍事的覇権主義が、右の歴史観の正当性を十二分に裏付けてゐる。ならず者国家のDNAは幾世代を経ても不変だからである。
支那とロシアこそ、アジアの争乱、ひいては大東亜戰爭の第一原因に帰せられるべきことを忘れてはならない。

HOME