国賊 ― 河野洋平=江(沢民)の傭兵
(平成17年)

大東亜青年塾 副塾長

上谷 親夫

今年は教科書の改訂の年ということで、全国何百万という人達が、子弟の教育にふさわしい教科書が選定されることを目指して、中国や韓国、日教組や左翼団体の妨害にもかかわらず、涙ぐましい努力を続けられている。
しかし大河の川下で、流れ来る塵芥を拾って河清を実現させるような努力をせねばならぬ原因を作ったのは、宮沢喜一である。彼が鈴木内閣の官房長官であったときに「教科書近隣諸国条項」なるものを制定し、わが国の検定制度をあってなきものとし、中国、韓国に無用の干渉をさせ、革命勢力に絶好の根拠を与えてしまったのである。
此の大害毒を流すに至った凶悪犯の張本人は、何の責任を感ずることもなく、「何かお役に立つ事があれば、お引き受けしますが…」などとすっとぼけた事をほざき、最近はノホホンと新憲法諮問会議の、天皇小委員長におさまっている。

その官房長官時代、戦争中従軍慰安婦の強制連行なるものが存在しなかったにもかかわらず、その事実があったように捏造してこれに国民の税金から補償を与え、また「外務大臣である私の責任において決断した」と公言して、北朝鮮に対して60万トン、1300億円に達するコメを送り、何の成果も得られることが無かったにもかかわらず何の責任もとらず、全く国民を騙した巨悪詐欺犯人、河野洋平は衆議院議長におさまり、最近中国に行ってきたかともうとこの詐欺犯は、三権分立を定めた国民の目を欺いて、
今後は立法府の長でありながら歴代行政府の長= 前・元首相経験者どもを集めて、中国に言われてきたのか、小泉首相の靖国参拝の取り止めを提起したりしている。
この男がかつて、日本の外務大臣でありながら中国の外務職員よろしく、日本軍が敗戦の時にソ連・中国軍に「引き渡して来た」ガス弾を、60年近くも経って「武装解除により、引き渡されたことを証明する書類が無い」という理由でこれを「遺棄」とみなし、それが中国軍のもの、ソ連軍のものが混入しているといわれているにもかかわらず、、その処理をすべてわが国が行う事を、簡単に引き受けている。そして今、一基2000億円を要するといわれるその処理施設を、中国側は5基要求している。そして中国人の作業員に支払われている日当は、100倍(誤植に非ず)に見積もられているという。これに要する金額は兆を軽く超え、いくつの兆になるかが問題とされている。
わが国の対中国のODAは、三年後のオリンピックの年には0にするということであるが、中国は何の痛痒も感じていないであろう。新たな莫大な金ヅル「ガス処理費」が、河野の約束により支払われることになったからである。「コウノヨウヘイ」とはよく言ったもので、「江(沢民)の傭兵」といわれるゆえんである。その河豚を油で揚げたような、巨悪の塊の不潔な面構えを見ると、まさに腸が煮えかえる思いが湧いてくる。

今首相の靖國神社参拝の問題で、中国や韓国にいわれなきイチャモンを付けられている。しかしこの問題で、彼等に受け要る隙を与えた犯人は、他ならぬ中曽根康弘である。彼は昭和60年8月15日、「初めて閣議決定して」実行した靖國神社の公式参拝を、北京の恫喝に遭うと翌年は早速中止し、その言い訳に「盟友胡 耀邦氏の、国内での立場を擁護するため」と称し、国家の外交と個人の感情との分別も出来ぬ体たらくでああった。
その重大な前科を有する人間が、過去は自分の誕生パーティーで「遺族が一番考えているのは、天皇陛下がいつ参拝してくれるかだ。首相ではなく、天皇陛下が参拝できるようにするのが首相の大きな仕事だ」と自分の参拝取り止めを棚にあげ、国政の御意見番を気取った放言をしたかと思うと、最近、やたらとマスコミにちやほやされだすと、「A級戦犯の分祀ができないなら、参拝を止めるのも一つの立派な決断だ」と自分の参拝中止がさも立派な決断であったかのような発言をし、「東京裁判は認めない」と言ってみたり、「無宗教の国立追悼施設建設には反対だ」などと、その時その時のインタビューに応じて、自分の大きな前科も忘れた発言を、平然と繰り返している。

国家と国民に対し、巨大な罪科を犯しながらその罪も意識せず、厚かましくも顔見世して歩く無責任者達が、一刻でも早く自分の犯して来た罪の大きさに目覚め、命がけでその罪滅ぼしに立ち向かってくれることを、心から熱願して止まない。

HOME