安倍内閣の最重要課題
(平成19年)

大東亜青年塾副塾長

上谷 親夫

連日のように人殺し−それも親の子殺し、子の親殺し。夫の妻殺し、妻の夫殺し、等、かつての我国では考えられもしなかった、凶悪な犯罪が次々と起きている。しかもその殺し方がバラバラ事件では、言語に絶するものがある。日本人の心が、芯から腐ってしまったとしか云いようがない。これを叩き直すには、戦後民主主義的なやり方では不可能であろう。すなわち、伝統文化を否定してきた戦後の体制で戦前を否定する認識のしみこんでいる者達の屁理屈の一票では決して良くならないことは現状を見れば分かろう。
祖国の再生、すなわちあるべき本然の姿へ返さねばならぬのに、戦前日本=昔を否定する認識の者たちが充満する中で、今からの教育更生がすぐ機能するものでもなく、デタラメな言論を氾濫させながら、これまで破壊された根性を生やさしいことでは治療不可能と思わないか。
まず米製憲法の自由放題を是正し精神環境の浄化が出来ぬかぎり不可能である。
美しい国にしたいのなら、まず昔の日本を取り戻すことである。戦後60年以上かかってアメリカの日本精神破壊政策と、それに重なるサヨク日教組の赤化教育、文部(科学)省の赤色官僚等によって、親子二代にわたって破壊されてきた我国の精神と教育は余程真剣に、それこそ命がけでこれに取り組まねば、日本人の心は再生できないだろう。
これだけ荒廃した国民の精神をまともに戻すには、上品な議論なんかでは、戻るはずはない。ただ遮二無二、教育勅語実行の姿に戻す実行あるのみである。これだけ壊れてしまった国民の心であるから、何処から手をつけてもよい。とにかく良いと思われる事を、片っぱしから実行するダイナミズムがあるのみであるが、この憲法と戦後民主主義の下で果して出来るものであろうか。私案はあるがここで述べる紙数はなく、蛮勇をもってこの徹底的に壊された国民精神の荒廃に、立ち向かう国家百年の大計を百万人の敵あろうとも、全国民が我行かんの気概を持たぬかぎりこのバカゲタ民主主義の下で不可能であろう。

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