君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで

(令和元年)

針原 崇志

「君が代」の「君」について
「恋人や配偶者など、自分にとって大事な人を意味する」とか
「不特定の『あなた』を意味する」など
様々な解釈があるようです。

元歌はたしかにそういう恋の歌だったのかもしれませんが
ポップスや演歌じゃあるまいし
国歌、つまり日本という国を象徴する歌となった「君が代」が
そんなプライベートな内容であるわけがありません。

「国民主権」などという、アメリカに押し付けられた
有害無益な価値観との整合性を図るための悪あがきなのかもしれませんが
現憲法(第1条)でも、天皇は日本国の象徴であり
日本国民統合の象徴であるとされているのですから
素直に、「君」を日本の君主であり象徴である「天皇」と解釈して
天皇の御代、ひいては、天皇を戴く日本が末永く続きますように、
という解釈で何の問題もありません。

天皇は、国民の安寧と、日本、さらには世界の平和をお祈りし
国民は、そうした祈りを日々捧げておられる天皇を敬愛しお支えする。

古来より続く、そうした君民互恵の麗しい國體(くにがら)を大事に守り
後世へと引き継ぐのが
現在という時代、日本という国に生きる我々に課せられた使命といえるでしょう。

私自身、僭越ながら、日本人であることの誇りを以て
日本をまもるべき使命感を新たにしたいと思います。

新天皇の御即位、そして新元号「令和」への改元の日にあたり
皇室の弥栄と
天皇陛下 上皇陛下の御長寿と御健康を
心よりお祈り申し上げます。

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