安濃豊氏とひと悶着ありました
(平成25年)

針原 崇志

先日、安濃豊(あんのう ゆたか)氏とひと悶着ありました。

御存知ない方もおられるかと思いますので(私もまわりの友人もだれも知りませんでした)簡単に紹介いたします。
安濃氏は、元北海道開発庁のキャリア官僚で、現在は札幌でコミュニティFM局、ネット放送局である”ラヂオノスタルジアFM78.6MHz”(日本で唯一、リスナーからの寄付金のみによって運営されている民放ラジオ局)を経営し、同時にラジオパーソナリティーも務めていて、番組では「戦勝国は日本であること」「日本人の自虐史観からの意識転換」を訴えておられるそうです。YouTubeでも、数多くの動画を掲載しておられます。

このプロフィールを見る限りでは全く対立する必要などなく、むしろ日本を正すために協力したいほどの方なのですが、今回残念ながら対立することとなってしまいました。
安濃氏もこの文章を読んでいるかもしれないので、反論も兼ねて、一連のいきさつを報告いたします。

事の発端は、先日(2013/9/21)友人が「変な動画」とのタイトルを付けて、『何をコソコソ大東亜聖戦碑』と題する次のYouTubeの動画をメールで紹介してくれたことに始まります。

http://www.youtube.com/watch?v=KlXwFxUKOR0

動画を要約すると、以下のようなものです。

「大東亜戦争は聖戦だった」ということを示すために、東京のど真ん中ではなく(東京や靖国に建てると問題が起きそうだから)石川県の田舎に聖戦大碑を建てたらしい。
そして保守派の錚々たる論客が「アジア解放戦争だったんだよな、大きな声じゃ言えないけど」などと話し合っているようである。
なぜ隠れてコソコソ陰でやらなければならないのか?
私は、あの戦争はアジア解放の戦争だったと、声を大にして言っている。
英語でも論文を発表してやったし、テキサス親父にも論文を送ってやった。
石碑を建てるのなら靖国神社やアメリカ大使館に建てろ。
なにをコソコソしているのか。もっと堂々と活動せよ。
保守論壇は、やはりアメリカさんが怖いんだな(笑)


・・・なんともくだらない、あえて相手にする価値もないシロモノです。
要するに「自分はすごいんだぞ!アメリカなど恐れずに活躍してるんだぞ!」という幼稚な自慢をしたいがために、当会の活動を引き合いに出しただけではないでしょうかね。
第一この動画を見る限り、安濃氏は大碑建立の趣旨や経緯を全く理解しておらず、田母神先生が中心となって建立したものと勘違いしているようですね。
友人がいうとおり、本当に「変な動画」です。

動画の再生回数も掲載から1年半で約400回、コメント数ゼロ(今は私のコメントが載っています)。
世間からもほとんど相手にされていないものなので(このホームページも人の事はいえませんが・・・)別に放っておいても実害はなかったのですが、とはいえ「大東亜聖戦碑」を名指しでこのような動画を流布している以上、放っておくわけにはいくまいと思い直し、反論を決意しました。

でも反論するにはどうすればいいのだろう?
コメントを載せるには、アカウントを取得しなければならないらしい。
アカウントって何?

デジタル弱者の私には長く険しい道のりでしたが、なんとかアカウントを取得して、コメントを載せることができるようになりました。(ただ名前が「針原 崇志」ではなく「崇志 針原」と姓名逆になってしまったのが気持ち悪くてしょうがないのですが・・・)

そして載せた反論が、次の文章です。


大碑建立の発起人、中田清康の下で働いている針原と申します。
動画を通じての的外れな難癖の流布に憤りを感じ、反論します。
まず、なぜ大碑を金沢に建立したのか?中田が金沢の人間だからです。
もっとも当初は靖国での建立を目指しましたが実現に至らず、結果として金沢になったという経緯はありますが、「目立たぬ様」金沢に作ったわけではありません。
そもそも大碑は国や政府が作ったものではありません。金沢在住の一介の技術屋が「本来は国が作るべきだが、国が作らないのなら自分が作る」と決意し、私財をなげうち、全国の有志にも協力を呼び掛けて、平成12年8月4日完成に至りました。
以来毎年8月4日に大東亜聖戦祭を催し、平成22年以降は同年に大東亜聖戦大碑護持会会長に就任いただいた田母神会長をお招きしております。
大碑が金沢にあるから金沢にお越しいただいているのであって「目立たぬよう金沢の田舎でコソコソと話をしている」という認識は、全く的外れのイチャモンです。
貴方も同じ志を持っているのなら、自己満足のためのくだらぬ味方叩きなどして悦に入っておらず、もっと前向きな方向にその精力を費やしては如何?

(多少違っているかもしれませんが、現在YouTubeに載っているこの文章とほぼ同じです)


YouTubeのコメント投稿には500字という文字制限があり、書きたいことを書ききれなかったので、安濃氏はじめ聖戦大碑建立に至る経緯をご存知ない方のために改めて簡単に説明させていただきます。

まず、聖戦大碑建立の中心人物は、著名な保守論壇の方々ではありません。
金沢在住の一介の技術屋である、中田清康です。

中田は関東軍軍属として従軍しましたが、昭和20年8月15日、満洲で終戦を迎えます。
その後、足掛け4年にわたるシベリア抑留を経て、昭和23年11月、九死に一生を得て帰国しました。
ところが当時、祖国日本では赤旗が林立し、革命前夜の様相を呈していました。
シベリア抑留を体験し、共産主義の理不尽さを身に染みて体験してきた中田は、国の行く末を憂え、一人一党で愛国活動を開始しました。
そして設立したのが、このホームページの親元である「日本をまもる会」です。

生業を転々と変えつつ憂国活動を畢生の事業として政治運動を行っていましたが、平成7年、いわゆる謝罪決議が衆議院で可決され、村山談話が発表されました。
怒り心頭に発した中田は、日本の正義と英霊への感謝を顕彰すべく、大東亜聖戦大碑の建立を決意しました。

当初靖国での建立を目指し交渉したのですが、諸般の事情で受け入れていただくことができず、次善の候補地として中田の地元である金沢の石川護国神社に打診したところ、快く受け入れていただけました。
そして草地貞吾・元陸軍大佐(関東軍作戦主任参謀)はじめ全国各地、さらには海外からも多くの方々の協力を得て、平成12年8月4日、完成に至りました。
以来、毎年8月4日(原則として)に聖戦大碑前にて大東亜聖戦祭を催しています。

だが完成が終着点ではない。これを後世へと守り伝えなければならない。
そこで設けられたのが、大東亜聖戦大碑護持会、およびその青年部ともいえる大東亜青年塾です。(ちなみに、針原は平成19年から大東亜青年塾塾生として、この会の活動に参加させていただいております)
そして護持会会長を板垣正・元参議院議員(現日本遺族会事務局長、板垣征四郎の次男)に引き受けていただき、中田は実行委員長を務めました。

平成22年、未来永劫この聖戦大碑を守り続けるには世代交代が必要だと考え、中田は板垣前会長とともに引退を決意いたしました。
その板垣前会長の後継者として、田母神俊雄先生に会長就任をお願いしたところ、快く引き受けて下さいました。以来毎年の大東亜聖戦祭には、田母神先生にお越しいただき、講演をいただいている次第です。


もっと書きたいところですが、長くなりすぎるのでこれぐらいにしておきます。
ともあれ、こうした聖戦大碑建立と田母神会長就任の経緯を、500字に凝縮して訴えたつもりです。

苦労の末ようやくコメントを載せたはずなのに、翌日(翌々日だったか?)動画を見てみたところ、なんと、投稿したはずの反論が消えてしまっていました。

たしかに載ったと思ったんだけど、なんか余計な操作をして消してしまったか?
それともYouTubeのシステムトラブル?
これだからパソコンは・・・

一人ぼやきながら消えた文章を思い出して、今度は消えても大丈夫なようにまずWordで文章を作成し、それをコピペ(コピーして貼り付けること)することにしました。

よし、たしかに載った。
今度はしっかり確認しました。

ところが翌日動画を見てみると、またまた反論が消えてしまっていました。

もしかして、システムトラブルではなく、安濃氏が削除してるのか?
YouTubeのコメントって、そんな簡単に削除できるものなの?
だったら、コメントするだけムダということか?
とにかく、もう一回コメントを載せてみよう。Word文書で保存しておいてよかった。

Word文書をコピペして、いざ投稿。
ところが目に飛び込んで来たのは

「あなたはこの動画の所有者によってブロックされています」

との文言。私は安濃氏の動画にコメントを載せられなくなってしまいました。

やっぱりコイツがコメントを削除してやがったのか!
怒りというより、コメントを削除するという姑息な手段で反論を封じようとするセコさ、器の小ささに失笑してしまいました。
逆に言えば、たったあれだけの反論コメントだけで動画に対する反駁として十分だと安濃氏も認識したのでしょう。

まあ、そうでしょうね。
そもそもこの動画は「田母神会長はじめ保守論壇の面々が、アメリカからの批判を恐れて、聖戦大碑を東京の目立つところに建立しないで田舎の金沢にこっそり建立した」という安濃氏の勘違いを前提として「保守論壇よ、しっかりしろ!」と主張しているだけなので、その前提を「イヤイヤ、あなた勘違いしてますよ」と覆すだけで、この動画は、安濃氏が的外れな主張を得意満面に繰り広げているだけの、なんともマヌケな、安濃氏にとってはちょっと恥ずかしい動画になってしまうわけです。
安濃氏もそれに気付いたのでしょう。だから安濃氏は、私の反論に対する再反論ではなく、コソコソと私の反論を削除するという手に出たのでしょうね。

ところが私がその手を封じてしつこく反論を載せたために(後に詳述します)今度は論点をすり替えるという手を打ってきました。
安濃氏は、最新のコメントで次のように述べています。



以下のサイトにて私の動画 ”なにをこそこそ大東亜聖戦碑” にたいして、大東亜聖戦碑建立会の関係者である崇志 針原なる人物が反論するそうである。みんなで注目しよう。 反論の中では当然、いまだに大東亜聖戦碑建立会会長である田母神氏がその存在すら認めようとしない”帝国政府声明文”についての見解が表されるものと考えるが、如何であろうか。 大東亜戦争がアジア解放戦争であったというなら、その証拠文献を提示してくれるものと考える。まさか、証拠文書も無いのにアジア解放であったなどと宣言しているわけでは無いはずである。証拠も無いのに”アジア解放だった”などと宣うから左翼から”後付だった”と揶揄される。 諸君! 崇志 針原からの反論を期待しよう。
崇志 針原よ、当方は表明される上記見解については田母神俊夫会長の公式見解と判断するから、そのつもりで反論してくれ。



動画ではただ単純に「田舎でコソコソ話していないで、東京に聖戦大碑を建てて、堂々と『あの戦争はアジア解放の正しい戦争だったんだ』と訴えろ!」と主張していただけなのに、このコメントでは「帝国政府声明文についての見解を示せ」「証拠文献を提示しろ」と話がすり替わっています。そのような話は、動画の中にも、後述の安濃氏が提示してきた動画削除の条件にも、一度も出てきていません。

本筋の論争では勝てないものと悟ったとみえて、なんとか話をそらして自分の得意分野に持ち込んで勝機をつかみに行こうとしている魂胆がバレバレです。
「日本軍による従軍慰安婦の強制連行」を追及していた連中が、実際には強制連行などなかったことが明らかになるにつれて「広義の強制性」を主張し始めたのと同様です。いや、それ以上にヘタな論点のすり替えです。
安濃さん、その手には乗りませんよ。こんなくだらない論争をドロ沼化させたくないですからね。

ちなみに、安濃氏は
「当方は表明される上記見解については田母神俊夫(ママ)会長の公式見解と判断するから、そのつもりで反論してくれ。」
などと勝手な事を言っていますが、こんなくだらないことで田母神先生はじめ護持会幹部の方々を煩わせるまでもないので、田母神先生には存在すら知られていないであろう最下層の手下である針原がお相手をさせていただいております。文責は針原です。念のため。

終始一貫「針原」の名前でやりとりしているものが、なぜ田母神先生の公式見解になるのでしょうか・・・?
さすが元キャリア官僚。エリートである安濃氏は、我々凡人にはとうてい図りしえない特殊な思考回路をお持ちのようですね。



話が脱線したので、元に戻しましょう。

安濃氏が私の反論を削除し、さらに反論をブロックするという手まで使ってきたことで、かえってあの反論が動画にとって致命的なものであるとの確信をもったのですが、とはいえブロックされてしまった以上、もう手も足も出せない。
あの動画を反論なしに垂れ流し続けさせるわけにはいかない。
果してどうしたものか?

途方に暮れていたところ、目についたのは

「アカウントの切り替え」

との文字。
「切り替えができるということは、アカウントって一人で2つでも3つでも作れるということか?」
試してみたところ、新しいアカウント取得に成功!

「よし! 反論削除、反論ブロックという姑息な手を封じたぞ!」
こうして、改めて反論コメントを載せることに成功しました。
それとともに、もう反論削除という手は使えませんよ。これ以上不毛なケンカはやめませんか?との思いも込めて、次のコメントも追加しました。


私のコメントが、気が付けば消えています。
当初システムトラブルかと思ったのですが、貴方が削除しているようですね?であれば無駄な努力です。
大東亜聖戦大碑ならびに関係者の方々の名誉のため、この動画が掲載され続ける限り、私もコメントをコピペし続けるまでです。
もとより、貴方が掲載されている他の動画はいずれも見応えのある貴重なものであり、貴方の活動にも敬意を表するものです。
なので、唯一の汚点であるこの動画さえ削除していただければ、貴方を追及するつもりもなければ、私のコメントを削除していただいても何の異存もありません。
味方同士で争うなどくだらないことです。潔く認識の誤りを認め、動画を削除していただけないでしょうか?



安濃氏も日本の名誉を守るために活動しているようなので、そのこと自体は尊敬に値するものです。なので安濃氏といたずらに対立を続けるのは私の本意ではありませんでした。
とはいえ、あの動画が掲載されている限り私としては反論せざるを得ない。反論して安濃氏をはずかしめるのも忍びない。
どうか懐の深いところを見せて、潔く認識の誤りを認め、動画を削除してもらえないだろうか・・・

我々のためというより、むしろ安濃氏を気遣って動画の削除をお願いしたつもりだったのですが、残念ながらその思いは通じませんでした。
潔く誤りを認めておとなしく引き下がっていれば、私にこんな文章を書かせて恥の上塗りをせずに済んだものを・・・

反論削除、反論ブロックという手で逃げ切れないと悟ったのであろう安濃氏は、逆ギレして次の文章を載せて来ました。


安濃豊のyutube投稿動画(”何をこそこそ大東亜聖戦碑”)にたいし大東亜聖戦碑の関係者から[動画削除すれ]との言論封殺コメントが来たので私のブログとFBにて公開する。
これが東京ギャラ泥棒保守の実態である。批判を受け付けないそうである。こうなれば戦うしかあるまい。動画削除を要求してくるなら、私のほうから逆に要求してやる。大東亜聖戦碑を米国大使館前に移設せよ。その上で、全国紙に「大東亜戦争はアジア解放戦争であった」と言う意見広告を掲載せよ。また、会長である田母神俊夫氏は出演番組にて「大東亜戦争はアジア解放戦争であった」と明言せよ。そうすれば、貴殿らは「こそこそ病」から脱却したものと考え、動画は削除してやる。平成25年10月14日 安濃豊



>「言論封殺」
>「批判を受け付けないそうである」
どの口からそんなセリフが出るんだか・・・

安濃氏からの反論を受けて、私は次のコメントを投稿しました。


私からの反論コメントを削除し、さらに私からのコメントの投稿をブロックしなければ掲載できないような、まったく的外れのマヌケな掲載価値のないイチャモン動画を掲載し続けるのは、かえって貴方の名誉を貶めることになるから、削除したらどうですか?
・・・とのアドバイスのつもりだったのですが、うっかり逆鱗に触れてしまったようですね(笑)
であれば、掲載しつづけたらいいのでは?
削除する必要はないですよ。
ただし、私の反論コメントを「コソコソと」削除しないで、堂々と批判を受け付けてくださいね(笑)
貴方の動画と、私の反論コメントをワンセットで多くの方々に見ていただいて、どちらに分があるか、見ていただいた方に判断していただくことにしましょう。
ここでは文字数の制限があるので、私もそのうち「日本をまもる会」(『まもる』はひらがなです)のホームページに私見を掲載いたします。
左翼や米中韓からのイチャモンは大歓迎なのですが、同じ思想を持った方からこのようなイチャモンを受けてケンカするというのは、とても残念です・・・



そうした経緯で、いまこの文章を掲載した次第です。

さて、安濃氏は動画を削除する条件として、以下の3つを要求してきています。

@大東亜聖戦碑を米国大使館前に移設せよ。
A全国紙に「大東亜戦争はアジア解放戦争であった」と言う意見広告を掲載せよ。
B会長である田母神俊夫(ママ)氏は出演番組にて「大東亜戦争はアジア解放戦争であった」と明言せよ。

そもそも上記のとおり、動画削除は我々のためではなく安濃氏を気遣ってのことなので、安濃氏が動画を削除したくないというのであればあえて削除を求めるものではなく、私としては反論コメントさえ載っていればそれで十分だと思っています。
なので3つの条件を検討する必要もないのですが、逃げたと思われても面白くないので、いちおう検討してみましょう。


@大東亜聖戦碑を米国大使館前に移設せよ。

聖戦大碑建立の趣旨は、祖国の正義と真実の歴史を世に広め、後世に伝えるばかりではありません。英霊へのねぎらいと感謝の気持ちを捧げる鎮魂もまた大碑建立の重要な意義です。
であるからこそ、靖国を第一の候補地とし、地元金沢の石川護国神社を次善の候補地として、英霊の御前に建立したのです。
そして毎年8月4日に斉行される大東亜聖戦祭では、聖戦大碑の前で神事を催し、玉串を奉奠して、英霊への思いを新たにするのです。

その聖戦大碑を、なぜ米国大使館前に移設しなければならないのでしょうか?
米国大使館に英霊がお祀りされているとでも?
安濃氏は米国大使館に向かって二拝二拍手一拝するのでしょうか?
聖戦大碑の建立趣旨を理解していないがゆえの、まったくトンチンカンな要求です。


A全国紙に「大東亜戦争はアジア解放戦争であった」と言う意見広告を掲載せよ。

おもしろそうなので、調べてみました。
どうせなら、掲載するのは朝日新聞。
コソコソなどといわれないよう全面広告を掲載するとして、いくらかかるか?

約4000万円前後かかるようです。
たった一回全面広告を掲載するだけで、そんなにするんですね。

無尽蔵の資金があれば安濃氏の要求などなくとも掲載したいとは思いますが、「安濃氏の動画を削除するための条件として」というただし書きがつくのであれば、たとえ資金があっても掲載しようとは思いません。
なぜなら、あの動画にはそれだけの価値がないから。

逆に安濃氏は、あの動画に4,000万円相当の価値があると思っているのでしょうか?
いや、第一の条件「大東亜聖戦碑を米国大使館前に移設せよ」も実施するとなると、東京都港区赤坂という超一等地に聖戦祭を実施できるだけの広大な土地を取得して、聖戦大碑をいったん解体して資材を運搬して米国大使館前に再建して、その後も固定資産税を払い続けて・・・
数億〜数十億とかかるでしょう。

あの内容空虚な過疎動画に数億〜数十億相当の価値があるとでも?
自意識過剰ここに極まれり・・・
安濃さん、目を覚まして下さい。あの動画には二束三文の価値もありませんよ。

もっとも安濃氏も、これらの条件を受け入れるなどとは思っていないのでしょう。
法外な要求を突き付けて
「できるものならやってみろ。どうだ、できないだろ。ザマーミロ!」
という、子供のケンカにありがちな手を使っただけなのでしょうね。なんとも幼稚な・・・


B会長である田母神俊夫氏は出演番組にて「大東亜戦争はアジア解放戦争であった」と明言せよ。

安濃氏などに指図されるまでもなく、発言の機会さえあれば発言されるでしょうね。

テレビ出演については私も逐一チェックしているわけではないので分かりませんが、少なくとも、公式ブログでは「聖戦」と題して、当会の紹介とともに「大東亜戦争は聖戦であった」となんのためらいもなく明言し、持論を展開しておられます。
http://ameblo.jp/toshio-tamogami/entry-10674695881.html
ブログは世界中いつでもどこでも誰でも見ることが出来るんですから「コソコソ」とはいえないでしょうね。
それを「コソコソ」というのなら、安濃氏もYouTubeに動画を「コソコソ」載せているだけということになります。

また、田母神先生が世に出るきっかけとなった例の懸賞論文が問題視され、この問題を巡って参議院外交防衛委員会に参考人として招致された際、北沢俊美委員長より冒頭から「本委員会は、参考人の個人的見解を表明する場ではありません」と釘を刺されていましたが、その中でさえ田母神先生は

「私は、私の書いたものがいささかも間違っているとは思っていませんし、日本が正しい方向に行くためには必要なことだというふうに思っております」

「日本の国をですね、やっぱりわれわれがいい国だと思わなければですね、頑張る気になれませんね。悪い国だ悪い国だと言ったんでは自衛隊の人もどんどん崩れますし、そういうきちっとした国家観、歴史観なりをですね、持たせなければ国は守れない」

など、懸命に主張を繰り広げておられます。
次のようなやりとりもあったようです。

田母神氏「あのー、日本にはですね、今、日本の国が悪かったという論が多すぎるというふうに思います。そして今、歴史を見直すということで、日本の国はいい国だったという見直しがあってもいいんではないかとそういう論文を募集しているから、勉強になるから、ということで紹介をいたしました。それで私も今回びっくりしてますのは、日本の国はいい国だったと言ったら、解任をされたと。そしてまた、責任の追及も、いい国だと言ったような人間をなぜ任命したんだといわれる。すると・・・いいですか?しゃべっていいですか?」

外交防衛委員長「参考人、質問者がそこまでは求めていませんので・・・」

田母神氏「すると、変だなあというのが私の感想です。日本の国が悪い国だという人をつけなさいということですから」


しゃべりたくて、しゃべりたくて、ウズウズしているようです(笑)

発言を制限されていてさえ、このように発言される方です。
テレビでも、ラジオでも、国会でも、講演会でも、著書でも、ネットでも、国内外を問わず、自由に発言していいとなれば、意気揚々と持論を展開されるでしょうね。

その一環として、金沢にお越しの折には金沢で発言されただけです。
そのたった一度の講演を揶揄して「何をコソコソ大東亜聖戦碑」との動画まで掲載するとは・・・
いかに的外れでマヌケな愚行か、安濃氏には分からないのでしょうかね?

そもそも、今更あえて発言されるまでもなく、すでに多くの方々(安濃豊なる人物の存在を知っているよりも何百倍、何千倍、何万倍もの方々)が、田母神先生の主張を御存知なのではないでしょうか?
例の懸賞論文の中でも、大東亜戦争がアジアアフリカの解放戦争であったとお書きになっています。
ありがたいことに、世のマスコミがこぞってその論文を紹介してくれましたからね(笑)

その田母神先生に「出演番組にて明言せよ」とは・・・
あたかも世間知らずな小寺の和尚さんがお釈迦様に向って「仏法を説いてみろ」と息巻いているようで、もはや滑稽を通り越して憐れみさえ覚えます。


要するに
条件@=トンチンカン
条件A=自意識過剰なボッタクリ
条件B=ナンセンス
したがって、安濃氏の提示した条件を黙殺します。



というわけで・・・
安濃さん、良かったですね。

あなたの思惑どおり、「崇志 針原」はのらりくらりと言い逃れをして
条件の受け入れを拒み、動画の削除を断念しましたよ。
これで心置きなく、動画を掲載し続けることができますね。

つまり、あなたの勝ちです!おめでとうございます!\(^o^)/ 

どうぞ、声高らかに勝利宣言をしてください。
そして針原が敗北を宣言したこの文書を、より広く、いろんな方法で広めてください。

負け犬の針原は、潔くこの恥ずかしい文書のURLをYouTubeのコメントに貼り付けます。
私を気遣って削除していただかなくて結構ですよ(笑)

そもそもこの論争を要約すれば
「コソコソしてんじゃねえよ!」という主張と
「コソコソなんてしてねえよ!」という反論の対立・・・
なんともくだらない幼稚なケンカであり、これ以上ムダな労力を費やす価値もないので
私は神妙に矛を収めることにします。

論点をすり替えてこれ以上論争を続けたいのなら、どうぞ一人で心ゆくまで続けて下さい。
私は尻尾を巻いて逃げることにしましょう。
今後安濃さんには関わらないことにします(めんどくさいから)。

もっとも、再び当会の活動にケチをつけるようなことがあれば、またお相手させていただきます。
今度は負けませんよ(笑)



・・・冗談はさておき
今回の問題を通じて感じたのは、もっと発信力をつけなければならない、という事です。

かつて小林よしのり先生が「新ゴーマニズム宣言」で聖戦大碑や当会の活動を紹介してくれた当時であれば、このようなくだらないチャチャを入れられることもなかったのでしょうが、当時に比べて発信力が低下し、せっかくの聖戦大碑が世間から注目されなくなってしまった事実は否めません。その結果、このようなチャチャを入れられるようにまでなってしまったのでしょう。
どうすればいいものか、良案が思い浮かばず発想貧困の我が身が歯がゆい限りですが、いずれにせよ、日本の正義と真実の歴史を世に広め、後世に伝えるのが聖戦大碑の建立の趣旨であれば、聖戦大碑を守る我々は、もっと積極的に我々の主張を発信しなければならないのではないかと考えさせられました。

その点、安濃氏は自らラジオ局を運営し、YouTubeに動画を掲載するなど、積極的に情報を発信しておられ、この点については、本当に敬意を表するものです。

安濃さん。
大東亜聖戦大碑および当ホームページの宣伝に御助力をいただき、ありがとうございました(笑)
今後一層の御活躍をお祈り申し上げます。


平成25年10月25日掲載

HOME